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日本の中型ミニバン界のセオリーとして、標準ボディを5ナンバー車、エアロパーツ装着車を3ナンバー車に設計しています。とはいえ、3ナンバー車は前後フェンダーを少し膨らませ周辺のエアロパーツとのデザイン的な整合性を整えるようになっており、全幅が1700mmを超えて3ナンバー車となります。ボディ骨格は共通なので、車内空間が広がることはありません。
フェンダーを膨らませることで他に良い点はないのかというと、タイヤハウスの奥行を確保することができます。これにより、標準ボディよりエアロパーツ装着車の方が、ワイドタイヤを物理的に装着できるようになるわけです。
この点、異例なのが5代目RP型ホンダ ステップワゴンです。ステップワゴンには5ナンバーの標準ボディ、エアロパーツをまといスポーティーなスパーダ、ホンダの公式チューナー「無限」が手がけるコンプリートモデルの「モデューロX」がカタログには設定されています。そのいずれも5ナンバー。スパーダやモデューロXといったスポーツモデルも5ナンバー。トヨタ ヴォクシーや日産 セレナのような全幅が1700mmを超える3ナンバー車ではないのです。
5代目RP型ホンダ ステップワゴンは全幅のサイズだけでなく、前後トレッドも全車共通。フロント1470mm、リア1485mmです。つまりタイヤハウス内に突出するサスペンション構造も同じということです。
全幅と前後トレッドが同じサイズであるということで、何ができるのかというと、5代目RP型ホンダ ステップワゴンは、カタログに書いてあるサイズのタイヤなら、どのグレードやシリーズでも物理的に装着可能ということです。例え標準ボディでも、モデューロXに装着されるワイドタイヤを履くことが物理的にはできるのです。
ただし、いくり物理的にモデューロXのワイドタイヤを標準ボディで装着できるからといって、標準装備以外のタイヤサイズでは車検に通らない可能性もあります。というのも、メーカー製造の車両は「型式認定」を受けており、認定されている通りの装備でないと安全性が担保されていないと考えられ、車検を合格させないからです。
標準サイズ以外にどのサイズのタイヤで型式認定を受けているのかは、運転席側を開いた時、ボディやドアの厚みのところにシールで添付されています。通常の型式認定では、同一のボディが装着できるタイヤをまとめて申請します。グレードごとに細かくわけて、型式認定を受けることはしません。しかし一応、念のために確認しておくと良いでしょう。
夏タイヤをインチアップなどカスタマイズしたとき、標準タイヤセットが余ってしまいます。これをどう利用しますか?車検のために保管してのが良いですが、もし降雪地帯にお住まいであったり、スキーなどのウインターレジャーを楽しむのなら、標準ホイールにスノータイヤを組み込んでおくという使用方法があります。
車検ではタイヤサイズを申請しますが、スタッドレスなのかオールシーズンなのか、タイヤの種別までは登録していません。なので夏に車検を受けるにしても、標準サイズのスノータイヤでも車検には通るのです。
2015年4月に5代目RP型ホンダ ステップワゴンが登場して以来、フェイスリフトをうけたり、モデューロXのようなエアロパーツ装着車を設定したりして全長が変更されるグレードはありますが、全幅と前後トレッドは変わっていません。
そのためどの時期に製造されたモデルでも、タイヤとホイールのサイズは同じです。
PCDは自動車メーカーにより、どの車種でもほぼ同じです。5代目ホンダ ステップワゴンのPCDは114.3、インセットは50です。
インセットという言葉は、オフセットと同じ意味です。ホイール業界では、欧米の呼び方に倣い、2008年から従来のオフセットという言葉に代わりインセットを使用しています。私見ですが、それ以来13年経過しますが、未だにオフセットの方が一般的なように思います。用語としてインセットとオフセットは同じ意味と覚えておいてください。
5代目RP型ホンダ ステップワゴンは2回のマイナーチェンジが実施されています。マイナーチェンジ毎に、5代目RP型ホンダステップワゴンに装着されているタイヤとホイールのサイズをご紹介します。
タイヤサイズ205/60R 16 92H、ホイールサイズ16x6J装着グレード
タイヤサイズ205/55R 17 91V、ホイールサイズ17x6J装着グレード
2017年9月のマイナーチェンジでは、従来ガソリンターボのみ搭載だった5代目RP型ホンダ ステップワゴンにハイブリッドシステム「i-MMD」を搭載するハイブリッド車が追加されました。ただしハイブリッド車が設定されたのはスパーダだけで、標準ボディのハイブリッド搭載はありません。ホンダはi-MMDをスポーツハイブリッドと呼んでいますので、スパーダだけの搭載になったのだと思われます。
タイヤサイズ205/60R 16 92H、ホイールサイズ16x6J装着グレード
タイヤサイズ205/55R 17 91V、ホイールサイズ17x6J装着グレード
2度目のマイナーチェンジではフェイスリフトが行われ、ハイブリッドシステムの名称がi-MMDからe:HEVに変更されています。システムの内容的には変更ありません。またグレードが整理されました。
タイヤサイズ205/60R 16 92H、ホイールサイズ16x6J装着グレード
タイヤサイズ205/55R 17 91V、ホイールサイズ17x6J装着グレード
車幅が1695mmで大胆なワイドタイヤを装着できない5代目RP型ホンダ ステップワゴンですが、インチアップをしてタイヤを薄くし、サイドビューの格好良さを追求したいですよね。
そんな時には、ホンダ公式チューナー「無限」が販売する5代目RP型ホンダ ステップbワゴン専用アルミホイールがいかがでしょうか?スペックはタイヤサイズが225/45R 18、ホイールサイズは18×71/2Jです。タイヤ幅が標準タイヤの最大幅より20mmアップし、ホイールサイズは18インチです。ホイールのPCDは114.3で変更ありあせんが、インセットが55と、標準より5mm外側に飛び出す設定になっています。
無限の用品はホンダディーラーで取り扱いできるので、新車購入と同時に18インチタイヤの装着も可能です。オンラインでも販売しており、過去のステップワゴンのパーツも購入うできるので、ステップワゴンオーナーは必見です。
5代目RP型ステップワゴンは、全車で全幅とトレッドが同じで、マイナーチェンジでPCDが変わったこともありません。そのためどの時期に製造されたステップワゴンでも、タイヤやホイールのサイズは共通です。純正品だけでなく、サードパーティーと呼ばれる社外パーツメーカーからも多くの商品が出ているので、タイヤやホイール交換を考えているなら、選択肢の幅も多いはずです。
画像提供:本田技研工業株式会社
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