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中型ミニバンにとって、シートアレンジの多彩さは購入動機に直結する大切な機能の1つです。小型ミニバンでは2列目シートの調整が施せるほどのスペースがありませんし、大型ミニバンでは高級車でリムジン的に使用されるため、やはり2列目シートのアレンジの工夫は少ない傾向です。
では5代目RP型ホンダ ステップワゴンのシートアレンジは、どれくらい多彩なのでしょうか。シートアレンジの種類をご紹介する前に、2列目と3列目シートの特徴をご紹介します。
5代目RP型ホンダ ステップワゴンの2列目シートは標準でキャプテンシート、オプションでベンチシートが選択できるようになっています。ライバル車ではキャプテンシートもベンチシートも標準なので、珍しい仕様です。
ベンチシートは一体型ではなく、6:4の分割型。右シートが6割、左シートが4割です。中央部に当たる部分は右シートに固定されており、独立して倒れるということはありません。
キャプテンシートもベンチシートも、左右席それぞれ独立して前後スライドが可能で、可倒式です。
3列目シートは2分割型で、前後スライド機能がありません。代わりにフロア下にすっぽりと左右別々に収納が可能で、シート背面はラゲッジスペースフロアと完全にフラットになります。
ライバル車と違い3列目シートが床下収納式ということは、後方視界を獲得でき、安全性にも貢献しています。ライバル車の3列目シートは跳ね上げ式で、リアクォーターウインドウ(3列目シート横のウインドウのこと) の視界を遮り、安全性に疑問が残ります。
またライバル車の3列目シートは跳ね上げ式のため、ラゲッジスペースの横幅を損ないます。跳ね上げた3列目シートの下は高さの制約を受けることとなり、デッドスペースになる恐れもあります。しかし、5代目RP型ホンダ ステップワゴンなら3列目シートが床下収納式のため、その心配はご無用!ラゲッジスペースの高さをラゲッジスペース全体で、いかんなく使い切ることができます。
5代目RP型ホンダ ステップワゴンの2列目と3列目シートの動きがわかったところで、シートアレンジのご紹介に移りましょう。ホンダが公式に設定しているシートアレンジ数は、なんと6種類!ライバル車が10種類、12種類と設定している状況で、ちょっと控え目な数です。
5代目RP型ホンダ ステップワゴンのインテリア開発には女性が多く参加しており、シートアレンジにも女性視線が生かされているとのこと。実利的なシートアレンジだけを公式に設定したのだと考えられます。
アウトドアレジャー道具として今や常識となったロードバイクやクロスバイクなどの自転車を搭載するには、2列目シートを左右どちらか一番前までスライドさせ、その後ろの3列目シートを床下に収納し、縦に長いラゲッジ空間を作り出します。わくわくゲートが左側から横に開くので、左側シートを上記のように動かせばリアゲートから自転車をラクラク搭載することができます。
また左右の3列目シートを床下に収納すれば、広大なラゲッジスペースの完成です。旅行用トランクやコストコでのまとめ買いや巨大なぬいぐるみの購入もこなせますね。
5代目RP型ホンダ ステップワゴンの2列目シートは、標準で左右シートが独立したキャプテンシートを採用しています。これにより運転席から3列目までのウォークスルーが可能です。2列目にチャイルドシートが装着されていても、2列目シート間の距離は人が通るには十分です。
さらに2列目の左側シートの背もたれを前に倒した状態で一番前までスライドさせ、3列目シートの左側を床下収納すれば、3列目右側シートに横からも後ろからもアクセス可能。わくわくゲートが住宅のドアのように開くので、部屋に入るような感じです。
日帰りのアウトドアレジャーなら、自動車をテント代わりの休憩スペースとして使いたいですね。例えラゲッジスペースに多くのアウトドアレジャー用品が搭載されていても、1列目シートと2列目シートを後方に倒すことで、広大なフラットスペースができ寛げます。
さらにラゲッジに荷物がなければ、2列目シートと3列目シートをフラットにして寛げるリラックススペースを作りだせます。
ホンダが公式に設定しているシートアレンジは6種です。しかし、アイディア次第で他にもアレンジができそうです。例えば2列目左シートにベビーチェアを装着し前にスライドさせ、3列目左シートを収納すると、運転席から赤ちゃんの様子をうかがえるステップワゴン独自のベビーケアモードができます。ベビーカーを折畳まずに積載できる点が便利です。助手席から様子を伺いたいなら、2列目、3列目とも右シートをアレンジすると良いですね。
また2列目左席を後ろにスライドさせ、3列目左席を収納すれば、ステップワゴン流トライアングルモードの出来上がり。2列目と3列目の右席にケアしたい人を乗せ、2列目左席にケアする人に乗ってもらえば、2人同時に配慮することができます。他にも前後席におじいちゃん、お祖母ちゃんに乗ってもらい、2列目左シートにお孫さんを乗せたら、乗車時間が祖父母と孫の憩いの時間になりますね。
ラゲッジモードでも2列目シートを一番前までスライドさせ、3列目シートを床下収納すれば、最大級のラゲッジスペースの完成です。ちょっとした引っ越しに使えそうです。
5代目RP型ホンダ ステップワゴンの2列目シートは、標準でキャプテンシート装備です。スライドは前後だけで、横にはしません。3列目シートはスライドなしの固定式ですが、これは床下収納を実現するためです。
いかんせん各シートのスライドが限定されているため、シートアレンジの種類は少数です。しかしミニバンユーザーにとって、本当に必要で多用するアレンジは実現できています。
ホンダはステップワゴンのシートアレンジを6種だけ公式発表していますが、もちろん6種にしかアレンジできないわけではありません。アイディア次第で他にも実現可能なシートアレンジもあります。アイディアを閃かせ、オーナー独自のシートアレンジを考え出すのも、5代目RP型ホンダ ステップワゴンの楽しみ方かもしれませんね。
画像提供:本田技研工業株式会社
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