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中古車を購入しタイヤが3年以上経過した古いものであったら、すぐに交換するのがベストです。古いタイヤは破裂(バースト)したり、グリップ力が低下しているため安全な走行の妨げになったりします。
またミニバンの車体はセダンやハッチバックと異なり、重量が重く重心が高いという違いがあります。そのためセダンやハッチバックでの装着を想定したタイヤを履くと、横ゆれやロールなど不安定な挙動を引き起こすことも。ミニバン専用タイヤならその心配も少ないので、履き替えがおすすめです。
とはいえ、タイヤやそれを装着するホイールには様々なサイズがあります。これを無視すると速度や走行距離が誤って表示されたり、そもそもタイヤハウスに収まらないとか、フェンダーから飛び出して車検が通らないなどの弊害がありますが、タイヤやホイールのサイズの意味をご存じですか?
そこでタイヤとホイールのサイズの意味を解説しながら、3代目R80G/W型トヨタ ヴォクシーのグレード別に装着可能なタイヤとホイールサイズをご紹介します。
タイヤやホイールの変更を検討する前に、知っておきたいことがあります。それはホイールを取り付けるホイールハブのスペックです。3代目R80G/W型トヨタ ヴォクシーのホイールハブはボルト式で、ホイールハブにボルトが取り付けてあります。
そのボルト(またはホイールのボルト穴)の中心点を結んでできる円の直径をPCD(Pitch Circle Diameter)と呼びます。PCDはメーカーや車種によって、ほぼ決まっています。そのため、車の乗り換えでホイールを前車から流用しようとすると、同じメーカーの車種を選ぶことが多くなります。
3代目R80G/W型トヨタ ヴォクシーの場合、PCDは114です。ボルト数は5本(つまりホイールは5穴)なので表記は「5H14」となります。
トヨタ ヴォクシーにはノア、エスクァイアの兄弟車が設定されており、両車とも現行型の型式は同じ。標準ボディがR80G型、エアロパーツ付ボディがR80W型です。つまりメカニズム的にはヴォクシー、ノア、エスクァイアは同一車で、PCDも同じ。そのため同じ型式のノア3兄弟の間なら、ホイールの流用も可能です。
オフセットはオプションの18インチタイヤ装着車のみ51mm。他はすべて50mmです。オフセットとは、ホイールのタイヤを組み込む部分の幅(リム幅)の中心から、ホイールハブに取り付ける場所がどれだけ離れているかを表します。3代目R80G/W型トヨタ ヴォクシーは50または51mmなので、ホイールの取り付け部はホイールのリム幅の中心より外側50または51mmに位置しています。
ホイールを変更する時、必ずオフセットを守ってください。というのも、オフセットが変わるとハンドリングに悪影響が出るからです。オフセットを少なくしても多くしても、ハンドリングは重くなる傾向にあり、快適かつ機敏なハンドル操作の妨げになります。
まずはエアロパーツなし、標準ボディのVとXグレードに装着可能なタイヤとホイールのサイズをご紹介します。ガソリン車、ハイブリッド車とも同じサイズです。
V、Xグレード(サイドリフトアップチルトシート車と福祉車両のウエルジョイン含む)に標準で装着されるタイヤのサイズは「195/65R 15 91S」です。
タイヤサイズの各文字は
【タイヤ幅】/【扁平率】【タイヤ構造】【リム径】 【ロードインデックス】【スピードレンジ】
を表しています。
R30G型トヨタ ヴォクシーに標準の「195/65R 15 91S」は「15インチの幅195mm、扁平率65%のラジアルタイヤで、最大荷重615kg、最高速度180km/hまで対応」という意味になります。
R80G型トヨタ ヴォクシーの標準タイヤ「195/65R 15 91S」が組まれているホイールのサイズは、「15x6J」です。15はリム径、6はリム幅、Jはリム幅の形状を意味します。
さらに既にご紹介した穴数とPCDを加えると、正確には「15x6J 5H114」となります。オフセットは「50」でしたね。
Vグレードはアルミホイールを装着していますが、Xグレードはスチールホイールが標準です。もしアルミホイールを変更するのなら「15x6J 5H114、オフセット50」の製品を選びましょう。
3代目トヨタ ヴォクシーで人気なのは、R80W型のエアロパーツ装着ボディのZS系グレードです。特に特別仕様の「煌」シリーズは大人気です。
R80W型のボディはフェンダー部が膨らみ、フロントトレッドも異なります。ボディとサスペンションのサイズが違うため、標準ボディのR80G型より幅広いタイヤが採用されています。
ガソリン車のZS系グレードではタイヤサイズ「205/60R 16 92H」、ホイールサイズは「16x6J 5H114、オフセット50」です。扁平率が60%、リム径が16インチとゴム部分の少し薄いタイヤを装着しています。ロードインデックスは「92」で、最大荷重630kgまで耐えることができます。スピードレンジの「H」は最高210km/hまで対応可能になっている点はスポーティーモデルらしいですね。ホイールもリム径が16インチですが、リム幅は標準ボディと同じです。
ハイブリッド車のZS系ではタイヤサイズ「205/55 R16 91W」、ホイールサイズ「16x6J 5H114、オフセット50」です。同じZS系でもガソリン車のZS系よりさらに10mm幅広く、扁平率55%と薄いタイヤを装着しています。スピードレンジの「W」は最高270km/hまで対応可能です。ホイールサイズはガソリン車のZS系グレードと同じです。
3代目トヨタ ヴォクシーはガソリン車のZSグレードをベースにした、本格的スポーツモデルを設定しています。2016年4月に「G’s」、2017年9月に「GR SPORT」を追加しました。どちらも前後のエアロデザインはベースのZSと異なりますがボディサイズやトレッドサイズは同じで、装着タイヤのサイズも同じです。
標準で装備されるタイヤも「205/60R 16 92H」、ホイールサイズは「16x6J 5H114、オフセット50」です。ベースのZSグレードと違うのは、18インチタイヤのオプションが設定されていることです。ベース車のZSグレードのインチアップをするのであれば、オプションの18インチタイヤなら合法的に使用可能です。
18インチタイヤのサイズは「215/45R 18 89W」、ホイールサイズは「18x7J 5H114、オフセット51」です。タイヤ幅215mm、扁平率45%はシリーズで最も幅広く薄いタイヤです。リム径は18インチ、ロードインデックスは「89」で最大荷重580kgまで対応です。トヨタが3代目ヴォクシーシリーズに指定しているタイヤのロードインデックスの中では、「89」が最小です。タイヤを変更する時にはこれを下回らないようにした方が良いでしょう。古いタイヤサイズの表記では「215/45ZR 18」と表記することもあります。
ホイールサイズも「18x7J 5H114、オフセット51」と変更になっています。リム径、リム幅が増え、オフセットが51になっている点に要注意です。
3代目R80G/W型トヨタ ヴォクシーのタイヤサイズを、ご紹介しました。ご紹介したタイヤサイズは型式が同じなら兄弟車のノアやエスクァイアでも同じタイヤサイズになります。また調べてみたらマイナーチェンジを経ても、同じグレードならタイヤサイズもホイールサイズも変更されていません。タイヤやホイール交換時に、何年モデルかを気にしなくていいのはありがたいですね。
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