お電話でもお気軽にお問い合わせください
0120-305-309
10:00~19:00
(水曜定休日)
今回発表された新型トヨタ ヴォクシー/ノアに搭載されるシートには、7人乗りと8人乗りの2種類があり、それぞれで調節幅が異なり、シート格納時のラゲージルームの積載容量が異なります。
7人乗りでは左右が完全に独立し、左右ひじ掛けの付いた「キャプテンシート」が採用されます。キャプテンシート間には折り畳み式のセンターテーブルも用意され、寛ぎとウォークスルーを両立させています。
8人乗りでは左右の席に隔たりのない、6:4分割可倒式の3人掛け「ベンチシート」が採用されます。チップアップ式なので、座面を上に引き上げコンパクトに折畳むことが出来ます。ちなみにベンチシートにはメーカーオプションで、3列目への乗り込みがスムーズになる「7人乗りユーティリティーパッケージ」が用意されます。ベンチシートが右側と中央の2名用に変更され、空いた左側には専用手すりを装備し、3列目シートへの乗り込みをスムーズにします。
4代目新型トヨタ ヴォクシー/ノアに採用されるキャプテンシートとベンチシートには、ただ単に1人掛け、3人掛けといった違いだけでなく、各部の調節幅にも違いがあります。
4代目新型トヨタ ヴォクシー/ノアの7人乗り仕様に搭載される2列目キャプテンシートのスライド量は前後で745㎜。先代モデルでは最後尾までスライドさせるために、1度中央に横スライドが必要でしたが、4代目新型トヨタ ヴォクシー/ノアではリクライニング機構をシート内側に配置することでリアホイールハウスへの干渉がなくなり、中央にスライドさせることなく最後尾までのスライドできるようになりました。
ひざ下を載せてリラックスできるオットマン機構が追加されました。ロングドライブの休憩や車中泊時に、足を伸ばしエコノミークラス症候群の予防に重宝すること間違いなしです。
キャプテンシート間が185㎜と広く、フロントシートから3列目シートまでのウォークスルーが
スムーズなのも、注目ポイントの1つです。
シートバックの可動域ですが、最大まで起こした状態の角度が11度、さらに最大で78度後方にリクライニングするので、シートバックを完全に倒した時の角度は89度で、ほぼフラット状態です。また前方へのリクライニング角度は最大26度ですが、これは3列目シートへの出入り時の使用を想定しているため、ロック機構はありません。
4代目新型トヨタ ヴォクシー/ノアの8人乗り仕様で標準搭載される2列目シートは、6:4分割可倒式で座面のチップアップが可能な3人掛けベンチシートです。前後スライド量は座面のチップアップ時で最大705㎜とロング。ただし座面をチップアップせず着座可能な状態では、前後432㎜にスライドします。座面のチップアップ時と乗車時で、前後スライド量が異なるので購入時には注意が必要です。
可動域や後方へのリクライニング最大角度はキャプテンシートと同様で、シートバックを起こした状態で11度、後方へのリクライニング角度の78度、合計でフルフラット時には89度倒れることになります。
3列目シートに乗車する際に2列目シートを前に倒しますが、その角度は最大25度でキャプテンシート仕様より1度少ないものの使い勝手に差は出ないでしょう。ベンチシート仕様でも、シートバックを前方に倒した時のロック機構はありません。
オプションの「7人乗りユーティリティーパッケージ」では、リクライニングの可動域などは標準のベンチシートと同じですが、前後スライド量が座面チップアップ時で577㎜、着座可能時で304㎜と短くなります。
ミニバンの2列目シートはシートアレンジの中心であり、各ユーザーのライフスタイルを実現するための要でもあります。購入してから「こんなはずじゃなかった」とならないよう、じっくりと現車で2列目シートの使い勝手を確認しましょう。
先代モデル同様で、4代目新型トヨタ ヴォクシー/ノアでも3列目シートは、前後スライドは出来ません。
リクライニングの可動域は86度。シートを最大まで起こした状態の角度は7度になるので、リクライニング可動域を足すと、シートが倒れる最大角度は93度になり、フラット以上の角度まで倒すことが出来ます
4代目新型トヨタ ヴォクシー/ノアの3列目シートは、ワンタッチで跳ね上げ収納、解除できる構造になっています。先代モデルであればロックや格納、解除に車内に入ったり両手での作業が必須とわずらわしさもありましたが、軽い力で操作できる機構を採用しました。跳ね上げ収納も解除も、レバーを引くだけの簡単操作で、片手作業が可能です。片手にお買い物袋を持った状態でも、3列目シートの跳ね上げ収納や解除が簡単にでき、ラゲージスペースの使いやすさが格段に向上しました。
2列目シートを中心に大幅な改良を受けた4代目新型トヨタ ヴォクシー/ノアですが、シートアレンジの多彩さや便利さは失われていないのでしょうか?4代目新型トヨタ ヴォクシー/ノアのシートアレンジをご紹介します。
3列目シートを跳ね上げ収納し、2列目シートを最後方までスライドさせることで、十分すぎる快適空間を可能にするシートアレンジです。3列目シートを跳ね上げ、2列目シートを後ろにスライドさせるだけの簡単さも魅力のシートアレンジです。
両方の2列目シートを着座可能な範囲で、最大限に前にスライドさせた形です。フロントシートと2列目シートでは案外声が届きにくく、会話がままならないこともあります。このシートアレンジならフロントシートと2列目シートの距離が縮まるので、会話が盛り上がりみんなの一体感が生まれます。
2列目キャプテンシートの前後スライドを調節し、左右席で前後に互い違いにしたシートアレンジです。2列目キャプテンシートと3列目シートの両方にお子さんを座らせ、2人同時にケアできます。
助手席と左側2列目キャプテンシートを最大限、前方にスライドさせるシートアレンジです。助手席と左側2列目キャプテンシートにチャイルドシートを装着すれば、運転席のママが停車中にお子さんの様子を見ることができます。7人乗り仕様限定のシートレイアウトです。
ヘッドレストを外したフロントシートをフルリクライニングさせて、2列目シートの座面とつなげることで、カウチソファのように寝転んで寛げます。2列目シートバックを起こしたままなら3列目シートの跳ね上げは必要なく、簡単にくつろぎスペースを作り出せます。
3列目シートを跳ね上げることで、大きなラゲージスペースを確保するシートアレンジです。このシートアレンジであれば、2列目シートに人が乗っていても、十分に荷物を積み込むことができます。
3列目シートを跳ね上げ、2列目シートを最大限まで前にスライドさせたシートアレンジです。2、3列目シートのスペースをほぼ全てラゲージスペースとして利用できるため、先ほどご紹介したラゲージモードよりさらに積載量を確保できます。
ヘッドレストを外した2列目シートと3列目シートをフラットにし、2列目シートのシートバックと3列目シートの座面をつなげたシートアレンジです。ピクニックやキャンプでのベースにしたり、ロングドライブの途中、道の駅やサービスエリアで休憩を取るときなどに重宝します。
シートアレンジの多彩さは、3代目トヨタ ヴォクシー/ノアと変わっていません。むしろ3列目シートの跳ね上げが片手で出来るようになった分、されにシートアレンジを活用する機会が増えそうです。
4代目新型トヨタ ヴォクシー/ノアのラゲージスペースの容量をご紹介する前に、自動車のラゲージスペースの容量測定方法について簡単に説明します。
自動車のラゲージスペースの容量測定には「VDA法」が用いられています。これはドイツ自動車工業会が定めた測定方法で、「奥行き×幅×高さ=200×100×50㎜のテストボックス」をラゲージスペース積み込み、入った個数を容量として表記する方法です。テストボックス1個の容量が1Lなので、100個入ればラゲージスペースの容量は100Lとなるわけです。
ラゲージスペースの形状は必ずしも四角形ではないため、テストボックスの入らない細かなスキマはラゲージ容量としてカウントされませんが、実際に荷物の積載に使うスペースの容量を計測でき実用性が高いため、多くの自動車のラゲージ容量の表記方法として一般的に使用されています。
シートアレンジでご紹介したように、4代目新型トヨタ ヴォクシー/ノアのラゲージスペースのサイズと容量は、シートアレンジによって変化します。そこで各シートアレンジ別に4代目新型トヨタ ヴォクシー/ノアのラゲージスペースのサイズと容量をご紹介します。
3列目シート使用時
2列目キャプテンシート仕様のラゲージモード(3列目シート跳ね上げ時)
2列目標準 ベンチシート仕様のラゲージモード(3列目シート跳ね上げ時)
2列目キャプテンシート仕様のビッグラゲージモード(フロントシートのみ使用時)
2列目標準シート仕様のビッグラゲージモード(フロントシートのみ使用時)
ビッグラゲージモードの2列目シートの状態はスライドは最前、シートバックは前倒しです。
後方視界を確保したり、積み荷崩れが心配なので、荷物をルーフまで積み上げない方がいいとは思いますが、それでも万が一の時には2000L近いラゲージ容量を確保できるのは、心強いですね。
4代目新型トヨタ ヴォクシー/ノアのシート調節幅、シートアレンジ、ラゲージスペースのサイズと容量について紹介しました。今回のフルモデルチェンジで車体サイズが大きくなったにも関わらず車内幅と長さは狭くなり、先代モデルと比べると特に標準ベンチシート仕様で横に大人3人が乗るには、若干狭くなった印象を受けます。しかしシートやフレーム、ピラーなどの設計を改善することで、シートアレンジの簡易さや使い勝手の良さを先代モデルより向上させました。
乗車する人に応じた2列目シートの仕様の選択や、ライフシーンや使い方によって様々に用意されているシートアレンジは、4代目新型トヨタ ヴォクシー/ノアの大きな魅力の1つですね。
スマートフォン、パソコンからのお問い合わせ・ご相談はこちら