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ミニバンの2列目に採用されるキャプテンシートとは?メリット・デメリットなどご紹介します!

ミニバンの2列目に採用されるキャプテンシートとは?メリット・デメリットなどご紹介します!

ミニバンの2列目に採用されるキャプテンシートとは

自動車のシートは大きく分けて2種類あります。それは、シート1点に対し1人が座るタイプと、複数人が座るタイプです。前者の1人が座るタイプをキャプテンシートと呼び、後者の複数人が座るタイプをベンチシートと呼びます。

自動車のフロントシートの多くは運転席と助手席が独立しており、1人しか座れません。このため運転席や助手席もキャプテンシートと呼べそうですが、通常そのようには呼びません。あくまで運転席、助手席が一般的な呼び方です。

独立した1人用座席を「キャプテンシート」と呼ぶのは、特にミニバンの2列目に備えられた時です。セダンやSUVで後席が独立していてもキャプテンシートと呼ぶことは稀で、多くの場合は飛行機のファーストクラスのように「コンパートメント」と呼びます。

ミニバンの2列目に採用されるキャプテンシートとは?メリット・デメリットなどご紹介します!

トヨタ グランエースのキャプテンシート。国産最上級ミニバンだけあって豪華です。

自動車でのキャプテンシートは主に快適性に優れていて、体を左右から支えるランバーサポートと腕を置けるアームレストは、大抵のキャプテンシートに備え付けられています。高級車のキャプテンシートになると、座面が伸びるオットーマン仕様や、ヘッドレストを巨大化してまさに飛行機のファーストクラスを思わせるコンパートメントのようなデザインのキャプテンシートも存在します。

どの車種がキャプテンシートを採用してるのか

キャプテンシートを採用しているミニバンにはどのような車種があるのか、ご紹介します。

トヨタ アルファード/ヴェルファイア

ミニバンの2列目に採用されるキャプテンシートとは?メリット・デメリットなどご紹介します! トヨタ アルファード

ミニバンの2列目に採用されるキャプテンシートとは?メリット・デメリットなどご紹介します! トヨタ アルファード エグゼグティブ ラウンジ

トヨタ アルファードのキャプテンシート。画像はエグゼグティブ・ラウンジのものです。

FF化された初代モデルから、両車ともキャプテンシート仕様車を設定。自動車としては豪華な造りです。

トヨタ ノア/ヴォクシー/エスクァイア

ミニバンの2列目に採用されるキャプテンシートとは?メリット・デメリットなどご紹介します! トヨタ ヴォクシー

ミニバンの2列目に採用されるキャプテンシートとは?メリット・デメリットなどご紹介します! トヨタ ヴォクシー

トヨタ ヴォクシーのキャプテンシートは簡易なアームレスト付き。中型ミニバンとしては標準的な造りです。

現行モデルのR80系からキャプテンシート仕様を用意しています。また歴代ノア/ヴォクシー含め、ベンチシートは大型センターコンソールになる中央席を設け、キャプテンシート気分も楽しめます。

日産 セレナ

ミニバンの2列目に採用されるキャプテンシートとは?メリット・デメリットなどご紹介します! 日産 セレナ

ミニバンの2列目に採用されるキャプテンシートとは?メリット・デメリットなどご紹介します! 日産 セレナ

日産 セレナe-POWER搭載車のキャプテンシート。中型ミニバンの標準的な造りです。

現行C27型日産 セレナのe-POWER搭載車は、2列目にキャプテンシートを採用しています。またC25型以降のベンチシート車は、センターコンソールがフロントシート間までスライドし、残り左右座席をキャプテンシート的に使用できます。

ホンダ ステップワゴン

ミニバンの2列目シートに採用されるキャプテンシートは、どのようなシートなのか、どのようなメリット・デメリットがあるのかご紹介します。 ホンダ ステップワゴン スパーダ

ミニバンの2列目シートに採用されるキャプテンシートは、どのようなシートなのか、どのようなメリット・デメリットがあるのかご紹介します。 ホンダ ステップワゴン スパーダ

ホンダ ステップワゴン スパーダの特別仕様車、クールスピリットのキャプテンシート。

現行RP型はキャプテンシートが標準で、ベンチシートはオプション装備です。また歴代モデル含め、ベンチシートはセンターアームレスト付きで、左右シートの独立感を醸し出すこともできます。

キャプテンシートのデメリット

キャプテンシートは見た目の豪華さやシートとしての機能性に目を奪われがちですが、デメリットもあります。

キャプテンシートのデメリット①:乗車定員は少なくなる

ミニバンの2列目に採用されるキャプテンシートとは?メリット・デメリットなどご紹介します! トヨタ アルファード

キャプテンシート採用車はベンチシートと比べて、乗車定員が1名少なくなります。

あくまでも国産の小中大型ミニバンに限った話ですが、2列目がベンチシートなら3名座れるところを、キャプテンシート仕様にすることで2名が上限になります。ライフスタイル次第では、キャプテンシート仕様車が選択肢にならないこともあります。

キャプテンシートのデメリット②:フラットシート時のスペース効率が低い

ミニバンの2列目に採用されるキャプテンシートとは?メリット・デメリットなどご紹介します! トヨタ アルファード

キャプテンシートの間の空間、気になりませんか?

2列目ベンチシート仕様でフラットシートにしたとき、2、3列目は広大な一続きの空間になります。ベンチシートには大きな凹凸がないので、エアマットを敷けば快適さが増します。

一方キャプテンシート仕様車をフラットシートにしようとすると、どうしてもキャプテンシート間に隙間ができます。いくらエアマットを上から敷いても、遊び盛りのお子さんがその隙間にはまることも考えられ、危険です。さらにキャプテンシートはランバーサポートなどの凹凸があるため、エアマットをしいてもその凸凹感を感じて快適さを阻害します。

キャプテンシートのデメリット③:折畳めず、ラゲッジスペースが狭くなる

ミニバンの2列目に採用されるキャプテンシートとは?メリット・デメリットなどご紹介します! トヨタ アルファード

キャプテンシートの座面は上方に引き上げられず、ラゲッジスペースの奥行を狭くします。

2列目がベンチシート仕様だと、大抵のベンチシートの座面は取り外すことができるかV字型に上に持ち上げることができ、ベンチシートそのものの厚みを少なく折畳めます。そのため最前方までスライドして3列目シートを収納すると、広大なラゲッジスペースが出現します。

一方キャプテンシート仕様車では、大抵のキャプテンシートは座面を収納するような構造にはなっておらず、薄く折畳むことはできません。巨大なラゲッジスペースを作るには、キャプテンシートを最前列にスライドさせるだけで、折畳まれたベンチシートと比較すると厚みがあり、その分ラゲッジスペースの奥行が減るのです。

キャプテンシートのメリット

ミニバンユーザーにとってデメリットの多そうなキャプテンシートですが、もちろんメリットもあります。

キャプテンシートのメリット①:ゆったりとしたスペース

ミニバンの2列目に採用されるキャプテンシートとは?メリット・デメリットなどご紹介します! トヨタ アルファード

キャプテンシート同士が離れていて、隣の人と肩がぶつかることはありません。

2列目がキャプテンシート仕様だと、横に2人しか乗れません。そのため横方向にゆったりとしたスペースを確保できます。またほとんどのキャプテンシートには前後スライド機能があるので、後方にスライドすれば広大な足元空間も確保でき、リムジン気分を味わえます。

キャプテンシートのメリット②:快適な乗り心地

ミニバンの2列目に採用されるキャプテンシートとは?メリット・デメリットなどご紹介します! トヨタ アルファード

キャプテンシートの座面とシートバックの左右が盛り上がり、体を支持するのでカーブでも横滑りしにくい構造です。

キャプテンシートは乗員を支えるため、座面の左右端が突き出しお尻や腰回りを支える構造になっていたり、シートバックの左右端にも突出部があり背中を支えてくれるランバーサポートがついていたり、さらにはヘッドレストが大型化して居眠りしても枕になりそうだったりと、乗員を支える機能が満載です。キャプテンシートは、ドライブ中に不快さを感じづらいシートなのです。

キャプテンシートのメリット③:高級車のキャプテンシートはセレブ気分

中型車のキャプテンシートは運転席や助手席とあまり変わらず、アームレストにしても小型ですし、キャプテンシートの構造やデザインを見ても、さほど包まれ感を感じません。シート表皮もファブリックがほとんどで、革類は使用されません。

しかしトヨタ アルファードやグランエースなどの高級車では、アームレスが大型化し様々な機能のスイッチが内蔵されていたり、先述したように体は左右から支えられて包み込まれ感もあります。シート表皮は当然のように本革か人工皮革やファブリックにしても本革と変わらない高級タイプがほとんどです。

高級ミニバンだから当然といえば当然ですが、キャプテンシートはベンチシートよりも高級感、リッチ感、セレブ感を演出できるように思います。

ベンチシートからキャプテンシートへの改造は可能なのか

ここまで読んで、2列目ベンチシート仕様車をセレブ感のあるキャプテンシート仕様に変更したい、と思っていませんか。果たして、ベンチシートからキャプテンシートへの改造は可能なのでしょうか。

答えは可能です。ただし車検を通し、公道を走れるようにするには「構造変更申請」が必要です。構造変更申請とは、自動車メーカーが製造した内容を変えますので安全かどうか検査してくださいね、と申し出ることです。

というのも、ベンチシートからキャプテンシートに変更すると乗車定員が1名減るので、車検証の記載事項が変わります。さらにベンチシートとキャプテンシートでは車体とシートの取付金具も変更になり、取付金具の強度などの仕様は道路運送車両法で規定されています。シートは衝突時の乗員保護のための、保安部品でもあるのです。

さらにシートを変更した状態で衝突した場合に、乗員保護がどれくらいできるかも要検証です。以上を考えるとベンチシートをキャプテンシートに改造するならDIYではなく、プロに依頼するのが確実ですが施工費はかなり高額なようです。

まとめ

ミニバンの2列目シートに採用されるキャプテンシートについて、ご紹介しました。キャプテンシートは移動中の快適さを追求したシートです。形状や構造は乗員をしっかりと支える造りとなっています。ドライブ先でラットシートにアレンジしてベースキャンプにするといったアクティブな用途には不向きな点も多く、この点はベンチシートが有利です。

自分たちのライフスタイルによってミニバンの2列目シートは選択できます。使い道にあった2列目シートを選んでくださいね。

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