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ミニバンにはミニバン専用タイヤがおすすめの理由とは?おすすめミニバン専用タイヤ6選徹底比較

ミニバンにはミニバン専用タイヤがおすすめの理由とは

ミニバンにはミニバン専用タイヤがおすすめの理由

ミニバンというボディタイプは、同じクラスのセダンと比較すると車両重量が重く、重心と全高が高く、室内は1列多い3列シートを備え多人数乗車が可能です。そのためミニバンが求めるタイヤ性能は、セダンが求めるタイヤ性能と特性が異なります。ミニバンはボディ形状や大きさ、構造、重量などから、以下のような問題を抱えています。

  • 車両重量が重い → 燃費の悪化、ブレーキの制動距離が長くなる
  • 高重心・高全高→ロールやふらつきやすくなる
  • 3列シートで多人数乗車→3列目は普通に会話できない

これらを根本的に解決するにはフルモデルチェンジを行い、軽量で堅牢、遮音性の高い部材で製造すればよいのです。でもこれは、今後開発される新型車の解決方法です。既に製造されている現行車や中古車の場合は、どう解決したらよいでしょう?

その答えがミニバン専用タイヤです。ミニバン専用タイヤは、ミニバンボディが根本的に抱える問題点を緩和できるよう独自のテクノロジーを使って開発されています。

つまりミニバン専用タイヤは、

  • 燃費の悪化→転がり抵抗係数を弱める
  • ブレーキの制動距離が短い→ウエット性能を高める
  • ロールやふらつきやすい→タイヤの偏摩耗を緩和する
  • 3列目は普通に会話できない→タイヤが発生するノイズを調節する

これらの要素を満たしていると理想的なのです。セダンでもミニバンでも使用できるタイヤでは、上記の要素を全て満たしていないタイヤが多く「ミニバンでも使えますよ」といった程度です。しかしミニバン専用タイヤは「どうぞミニバンで使ってください」と、タイヤメーカーがおすすめしているタイヤです。

ミニバン専用タイヤはミニバンが根本的に抱える問題点を緩和するタイヤ

これがミニバンにミニバン専用タイヤの装着をおすすめする理由です。

おすすめのミニバン専用タイヤ6選徹底比較

ミニバン専用タイヤは、実際にはミニバン専用ではありません。ミニバン専用タイヤと謳う多くのタイヤがSUVでも装着可能です。現代のクロスオーバーSUVはかなりミニバンと似通ったボディ特性なので、ミニバンとSUVへの装着をタイヤメーカーがおすすめしているタイヤを「ミニバン専用タイヤ」としています。実売価格を比較するため、ミニバン採用率の高い「195/65 R15」サイズを用意しているミニバン専用タイヤの中から、おすすめの6商品をご紹介します。

※以下記事中のタイヤ価格は、価格ドットコムで2021年8月14日に調べたものです。

おすすめのミニバン専用タイヤ①・ブリジストン プレイズPX-RV II


ブリジストン プレイズ PX-RV IIは「濡れた路面でもしっかり曲がる、しっかり止まる」を追求したミニバン専用タイヤです。タイヤの接地面の形状の最適化と、ウエット性能の高いゴムの組み合わせで、濡れた路面でのブレーキの制動距離を従来品より5%短縮しています。ウエット性能は全サイズ最高の「a」評価です。

ふらつき防止には、タイヤの骨格にあたるカーカスをサイドまで強化して対応しています。セダン用タイヤでは、カーカスの強化は通常は接地面だけです。サイド部まで強化したタイヤの骨格「カーカス」が車両重量の重いミニバンをしっかり支え、偏摩耗も防止します。

プレイズ PX-RV IIに使用されるゴムはシリカ配合で、従来品と比較し11%長いライフ性能を達成しています。また転がり抵抗係数は「A」なので、低燃費も期待できます。静粛性に関する技術は特に採用されていないので、他のブリジストンのタイヤと同等レベルと思われます。

実売価格は195/65 R15サイズで8900円/1本からと、お求めやすい価格も魅力です。

ブリジストン プレイズ PX-RV IIまとめ

  • 低燃費:〇(転がり抵抗係数:A)
  • ウエット性能:◎(ウエット性能:a)
  • ロールやふらつき防止:〇(サイドまでカーカス強化)
  • 静粛性:△(特別な技術を採用せず)
  • 実売価格:8900円/1本~

おすすめのミニバン専用タイヤ②・ブリジストン REGNO GRV II


ブリジストン REGNO GRV IIは、ミニバン専用タイヤに求められる要素を全て満たしています。静粛性については、タイヤが生み出すノイズを低減する技術を5点採用した結果、従来品と比較し3列目シートで19%のノイズカットに成功しています。ロールやふらつき防止には、タイヤの両サイドとも静粛性を確保したまま剛性を高めるレグノミニバン用サイドチューニングを施し、対応しています。

ブリジストン REGNO GRV IIは低燃費とウエット性能を高めるため、接地面のゴムブロックの剛性強化と溝の排水性を最適化しています。その結果全サイズで転がり抵抗係数「A」、ウエット性能「b」を達成しています。

ブリジストン REGNO GRV IIの195/65 R15サイズの実売価格は、10700円/1本から。ミニバン専用タイヤ最高峰の1本なので、お値段も少々お高めです。

ブリジストン REGNO GRV IIまとめ

  • 低燃費:〇(転がり抵抗係数:A)
  • ウエット性能:〇(ウエット性能:b)
  • ロールやふらつき防止:〇(レグノミニバン用サイドチューニング採用)
  • 静粛性:◎(静粛性を高める技術を5点採用)
  • 実売価格:10700円/1本~

おすすめのミニバン専用タイヤ③・ヨコハマタイヤ BluEarth RV-02


ヨコハマタイヤ BluEarth RV-02は、ミニバン専用タイヤに求められる要素をすべて満たしつつも、高いライフ性能を実現しています。低燃費とウエット性能という相反する要素を高次元で両立するために「ナノブレンドゴム」を採用。またタイヤに関係する空気抵抗を低減する接地面の形状やサイドウォールのロゴパターンになっています。その結果全サイズで転がり抵抗係数「A」、ウエット性能「a」を達成しています。ヨコハマタイヤの実験では、ウエット性能aとbのタイヤを比較すると、aの方が12%も制動距離が短くなるとのこと。無視できない差です。

ロールやふらつきに対しては、タイヤの接地面の形状を最適化することで、均一な接地圧分布を実現。さらにタイヤ外側のショルダー部の剛性を高めて対応しています。偏摩耗を防ぎ、高いライフ性能を達成しています。

静粛性に対しては、トレッドパターン(タイヤの溝や溝で区切られたゴムの形状のこと)を工夫し、車内に侵入しやすいノイズを低減しています。静粛性を高めるために、トレッドパターンに盛り込まれた技術は3点です。

ヨコハマタイヤ BliEarth RV-02の195/65 R15サイズの実売価格は、7800円から。性能と安全性を考えると、まさにお値打ちです。

ヨコハマタイヤ BliEarth RV-02まとめ

  • 低燃費:〇(転がり抵抗係数:A)
  • ウエット性能:◎(ウエット性能:a)
  • ロールやふらつき防止:〇(ショルダーの高剛性化、ブロック形状の最適化)
  • 静粛性:〇(静粛性を高める技術を3点採用)
  • 実売価格:7800円/1本~

おすすめのミニバン専用タイヤ④・ダンロップ エナセーブ RV505


ダンロップ エナセーブ RV505は、ロールやふらつき防止をメインテーマに開発されたタイヤです。ダンロップ独自の「FUNBARI TECHNOLOGY」(ふんばりテクノロジー)で、横風やレーンチェンジ時の車体のふらつきを、従来品と比較して19%抑制しています。

ふらつき防止のために、タイヤをあえてたわむように設計しており、これで偏摩耗も防止しています。従来品と比較して、53%も高いライフ性を実現しています。

またふらつき防止のためにタイヤのゴムブロックの形状や溝も最適化。それにより静粛性が向上し、従来品より30%以上もノイズを低減。外からのノイズが侵入しやすい3列目でも普通に会話できる静かさです。

ダンロップ エナセーブRV505の転がり抵抗係数は「AA」で、ミニバン専用タイヤの中でも優れた低燃費が期待できます。反面ウエット性能は「b」、扁平率が低くなると「c」もあるので、購入時には要チェックです。

ダンロップ エナセーブRV505の195/65 R15サイズの実売価格は、8149円から。このサイズのウエット性能はbなので、他のミニバン専用タイヤと同等です。転がり抵抗係数がAAで低燃費が期待できる点がおすすめです。

ダンロップ エナセーブ RV505まとめ

  • 低燃費:◎(転がり抵抗係数:AA)
  • ウエット性能:△(ウエット性能:b、サイズによりc)
  • ロールやふらつき防止:◎(ふんばりテクノロジー採用)
  • 静粛性:〇(従来品より30%以上のノイズ低減)
  • 実売価格:8149円/1本~

おすすめのミニバン専用タイヤ⑤・グッドイヤー EfficientGrip RVF02


グッドイヤー EfficientGrip RVF02は静粛性、低燃費、ロングライフに秀でたミニバン専用タイヤです。さらに路面からの衝撃を和らげるテクノロジーを採用し、快適な乗り心地をも実現しています。

静粛性はタイヤのトレッドパターンの工夫と、接地面を滑らかになるよう最適化して実現。同社のもう1つのミニバンタイヤ・EAGLE RVFより14%ノイズを低減しています。低燃費実現には微細化したシリカをゴムに配合し、サイドウォール(タイヤの側面のこと)の形状を丸くすることで走行時のタイヤの発熱を抑制しています。全サイズとも転がり抵抗係数は「AA」です。ロングライフを実現するのは路面の接地の均一化と、サイドウォールの丸さです。偏摩耗を防止しているので、ロールやふらつき防止も期待できます。

グッドイヤー EfficientGrip RVF02の弱点は、ウエット性能です。ウエット性能は基本的に「b」ですが、サイズによっては「c」評価です。インチ径が小さく細いサイズにウエット性能「c」が多い傾向です。

グッドイヤー EfficientGrip RVF02の実売価格は、195/65 R15サイズで11650円から。燃費の良さ、静粛性の高さ、路面からの振動の少なさを求める人向きです。

グッドイヤー EfficientGrip RVF02まとめ

  • 低燃費:◎(転がり抵抗係数:AA)
  • ウエット性能:△(ウエット性能:b、サイズによりc)
  • ロールやふらつき防止:〇(接地面の均一化で偏摩耗防止)
  • 静粛性:〇(同社他ミニバン専用タイヤより14%ノイズ低減)
  • 実売価格:11650円/1本~

おすすめのミニバン専用タイヤ⑥・トーヨータイヤ TRANPATH mpZ


トーヨータイヤ TRANPATH mpZはふらつき防止とロングライフに優れたミニバン専用タイヤです。タイヤの接地面、ショルダー部、ホイールと接する部分のゴムを高剛性化し、タイヤの接地面のトレッドパターンを左右非対称にしたことでタイヤと路面の接地性を高めて偏摩耗を防ぎ、ロール、ふらつき、ロングライフ対策をしています。トレッドパターンにはロードノイズを低減するデザインも盛り込まれています。

さらにゴムは低燃費、摩耗ライフ向上を満たしたもの。転がり抵抗係数は全サイズ「A」を達成し、従来品より摩耗は27%向上し長持ちするタイヤになっています。

トーヨータイヤ TRANPATH mpZの弱点はウエット性能で、基本的には「b」評価ですが、16インチ以下のサイズでは「c」評価も目立ちます。ウエット性能にこだわるなら、購入時には要チェックです。

トーヨータイヤ TRANPATH mpZ、195/65 R15サイズの実売価格は5900円/1本からとかなりお値打ち。愛車に適合するサイズのウエット性能が「b」で、お財布の都合を優先するなら真っ先におすすめしたいタイヤです。

トーヨータイヤ TRANPATH mpZまとめ

  • 低燃費:〇(転がり抵抗係数:A)
  • ウエット性能:△(ウエット性能:b、サイズによりc)
  • ロールやふらつき防止:〇(接地面の高剛性化で偏摩耗防止)
  • 静粛性:△(トレッドパターンを工夫し静粛性の期待はできる)
  • 実売価格:5900円/1本~

まとめ

ミニバン専用タイヤに求められる要素はいくつかありますが、まず優先するべきは安全性と考えます。そのため転がり抵抗係数やウエット性能の高い製品をおすすめとしています。ほかにも静粛性、ロングライフ、乗り心地、ハンドリングなどタイヤに求める要素は多くあります。どのようなタイヤを求めているかは、現在のタイヤにどのような不満を感じているのかの裏返しです。その不満をメモしておくと、次のタイヤ選びの参考になりますよ。

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