スライドドアからきしみや音が!その原因と対策、どんな不具合につながるかをご紹介します! - ミニバンらんど

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スライドドアからきしみや音が!その原因と対策、どんな不具合につながるかをご紹介します!

スライドドアからきしみや音が!その原因と対策、どんな不具合につながるかをご紹介します!

スライドドアの普及が新たな不具合を産んだ!?

2000年頃から電動スライドドアが普及し、手動式スライドドアのデメリットだった開閉時の重さが解消されました。主にミニバンやワンボックスに装備されていたスライドドアが、小型車や軽自動車に装備されるほど普及し、今ではトヨタのタクシー専用車・JPN TAXIの左側後部ドアにまで採用されています。

電動スライドドアが普及したことにより、それまでヒンジドアでは聞かなかった音やドアのきしみやがたつきが確認されるようになりました。

電動スライドドアの音には正常なものもある

異音と思われる音の中には、電動スライドドアの機構上、発生せざるを得ないものもあり、実は異常ではなかったということもあります。電動スライドドアの場合、電動でスライドドアを動作させるためのモーターやワイヤーがあります。

ヒンジドア車から電動スライドドア車に乗り換えた場合、それらの作動音を聞き慣れていないため、異音と感じてしまうケースがあります。

この記事ではスライドドアで発生する異音やきしみ、がたつきの症状と、それらが引き起こす危険性とその対策方法をご紹介します。

スライドドアの異常な状態

スライドドアからきしみや音が!その原因と対策、どんな不具合につながるかをご紹介します!

走行中のミニバンのスライドドアから音やきしみが!不具合の可能性大です!

スライドドアはヒンジドアと比較して複雑な構造を持ち、スライドドアの開閉には多くの部品が関係します。それだけヒンジドアより音が発生する箇所が多いのです。またスライドドアは大開口が魅力ですが、車体フレームにとっては大きな口がボディサイドに開いているので、ドア開口部の小さい2ドア車やドア開口部の中央に支えとなるBピラーがある4ドア車より車体剛性が落ちます。このためスライドドア周辺からきしみやがたつきが発生する可能性は、他ボディタイプの車両より高くなります。(とはいえ、現代では工作精度や組立精度が上がっているため、新車に関してはほとんど発生しません。)

問題はこれらの現象が想定内であるかどうかです。もしスライドドア周辺から発生する音、きしみ、がたつきが想定内でない場合、どのようなことになるのか見ていきましょう。

スライドドアの異常な状態①:走行中のスライドドアの音、きしみ、がたつき

自動車はドアを閉めて走ることを前提として設計されています。そのため、走行中の状態が正常とされ、走行しないと内部メカニズムに損傷が発生するものです。スライドドアを閉め走行中に発生する音やきしみ、がたつき。これらの症状は異常である可能性が高く、放置すると次のような不具合を引き起こすことが考えられます。

  • 閉めたはずのスライドドアが勝手に開く
  • スライドドアを開けられない
  • モーターなどスライドドアの電動化部品の故障
  • スライドドアに関係する部品やゴムパッキンなどの損傷
  • スライドドアレールの変形や異常摩耗

本来スライドドアは閉めた際、ドアロックによる定位置に固定される仕組みです。しかし何らかの理由で正しく固定できずしっかりとスライドドアが閉まっていないため、音、きしみ、がたつきが発生しています。一見閉まっている状態のため気づかず放置しがちですが、スライドドアがスムーズに開閉しなくなったり、逆に勝手に開いてしまうなどの危険な状態を引き起こす可能性が考えられます。

走行中のスライドドアの音、きしみ、がたつきは重大事故やケガにつながる危険性を含んでいます。これらが発生したら早めにディーラーや整備工場に持ち込んで、点検してもらいましょう。

スライドドアの異常な状態②:スライドドアがスムーズに開閉しない

スライドドアが開閉時にスムーズに動かい症状を放置すると、次の不具合を引き起こす可能性があります。

  • スライドドアレールの変形、異常摩耗
  • スライドドアと関連パーツの部品の破損
  • スライドドアの脱落、車本体の傷や破損

そもそもスライドドアを無理に動かさないといけない時点で、異常が発生しています。スライドドアレールや車体フレームの異常な変形、スライドドアを動かす周辺の部品などの破損が原因で、正常に開閉していない可能性があります。この異常状態を放置しておくと、最悪の場合でスライドドアの脱落が発生し、スライドドアや車体を傷つけ、更なる不具合を引き起こす可能性があり、修理費も高額になります。スライドドアはスムーズに開くのが正常です。少しでもスライドドアの開閉が気になるようなら、ディーラーや整備工場に持ち込んで点検してもらいましょう。

スライドドアの不具合で考えられる原因

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スライドドア周辺から発生する音、きしみ、がたつきの原因とは?

スライドドアはボディ側面中央部の出入り口であると同時に、中の乗員を守る大切な防御壁でもあります。スライドドアの異変は些細なものでも見逃せません。ではこれまでに挙げたスライドドアの異常の原因は何なのか、考えてみましょう。

スライドドアの不具合の原因①:スライドドアレールにゴミなどがはさまっている

ごみや砂利、小枝などの異物がスライドドアレールに挟まり、物理的にスライドドアの動きに干渉し、スムーズな開閉を妨げ、異音を発生させる場合があります。

砂利は案外と車体各部に入り込みやすく、自動車の各部メカニズムが作動するに度に微細な音を発生させます。慣れてしまうと気にならくなってしまいますが、サンドブラストなどの研磨技法を考えれば分かるように、砂利や砂が入り込んだパーツはいずれ破損する可能性があります。

電動スライドドアの場合、ごみなどが開閉センサーに反応し、電動スライドドアのスムーズな開閉を妨げることもあります。

手動スライドドアの場合、無理に開閉させてしまう場合があります。しかし、スライドドアレールに異物が挟まった状態でスライドドアを開閉するのは、どこかに大きな負荷が掛かっている状態です。それにより故障の原因になってしまうので、無理な開閉は禁物です。

スライドドアの不具合の原因②:経年劣化による部品の摩耗や破損

樹脂やゴム製品は年数を重ねるごとに、細かい傷や素地自体の劣化が進行していきます。特にゴム製品は劣化により内部の油分が失われ、ゴム本体にヒビが入りゴム製品の機能を果たせなくなります。

ゴム製品は一般に寿命が3~5年とされています。新車登録から5年をすぎたスライドドア車は、スライドドア周囲のゴムパッキンが劣化・破損し、スライドドアに巻き込まれ、スライドドアの開閉を妨げる原因となります。

スライドドアの不具合の原因③:交通事故などによる車体フレームのゆがみ

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愛車が事故などで衝突すると車体フレームがゆがみ、スライドドアの不具合を引き起こす可能性があります。

衝突の程度や場所にかかわらず、自動車事故の衝撃は車体フレームには甚大です。スライドドアに直接ダメージを受けた場合はもちろん、他の場所であっても車体フレームにゆがみを生じさせる場合があります。車体フレームのゆがみは、スライドドアのスムーズな開閉を妨げたり、異音を発生させる場合があります。

中古車業界では車体フレームを修理した車を事故車と呼び、告知しなくてはいけません。交通事故など明らかな損傷により車体フレームを修理したのなら、一見は修理痕は分かりませんし、普通に使えます。しかし1度修正した車体フレームはどうしても強度が低下すっるので、いずれはゆがみ、スライドドア周辺の不具合を引き起こしかねません。事故車は事故なし車より安価に販売されることがほとんどですが、手を出さない方が無難です。

スライドドアの不具合の原因④:必要以上の強い力でスライドドアを開閉する

開発段階でスライドドアの開閉耐久実験は十分に行われているものの、必要以上に強い力で開閉を続けると、少しずつでも車体やスライドドアにダメージが蓄積されます。長年乗っているとその蓄積されたダメージにより、異音やスライドドアの破損などの原因になります。

また強い力で閉めると、本来異物で引っかかり途中で止まるはずの場所で異物を破壊し、スライドドアにさらに損傷を与えかねません。

スライドドアの不具合発生の対策

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愛車の異変に気付くには、洗車や室内清掃などで頻繁に愛車と関わることが大事です。

スライドドアに不具合を起こさせないためには、普段の使い方と点検が重要です。日常の使い方と点検でどのような対策ができるか、ご紹介します。

スライドドアの不具合発生の対策①:スライドドアを必要以上の力で開閉しない

人間の筋力は個人差があるので一概には言えませんが、手動式スライドドアの開閉は小学生低学年でも可能です。筆者も経験がありますが、力いっぱいスライドドアを開閉させる時の勢いや大きな音などはスカッとして、ストレス解消になります。しかし、車やスライドドアのことを考えると、非常に危険な行為です。

適切な力でスライドドアを開閉していれば、スライドドアの損傷や蓄積するダメージを抑えられます。またスライドドア周辺の状況を観察することもでき、スライドドアレール上のごみや、スライドドア縁のゴムパッキンの損傷などに気付くこともあるので、普段からスライドドアの開閉の力加減は注意しましょう。

スライドドアの不具合発生の対策②:こまめに洗車をする

こまめな洗車と言っても、月に1度行えれば十分です。愛車にボディコーティングなどを施し洗車の必要がないなら、ガラスを室内側から拭き取ったり室内清掃をします。要は愛車を注意深く見る頻度を高めることで、普段とは違う状態に気づくことができます。例えばスライドレール上の砂利の溜まり具合や、スライドドア縁のゴムパッキンの破損などです。

日常的に洗車が出来るのなら、仕上げの水拭きの時にスライドドア縁のゴムパッキンやスライドドアレールも丁寧に拭き上げましょう。こうすることでゴムパッキンの劣化に気づけたり、スライドドアレール上の洗車で落ちなかったゴミも除去できます。

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まとめ

スライドドア周辺の音、きしみ、がたつきがどのような不具合や危険を引き起こすのか、その原因と日常的に出来る対応をご紹介しました。電動スライドドアが作動している時の音が聞き慣れないものなら仕様の可能性もありますが、不安ですよね。気になるようならディーラーや整備工場に相談してみましょう。

またスライドドアが閉じている時に、その周辺から音やきしみ、がたつきが発生したら不具合の可能性が高いです。ディーラーや整備工場での点検はもちろんのこと、普段から優しくスライドドアを開閉し、普段から愛車を多く観察するようにして不具合の発生に気づけるようにすると良いですね。ちょっとした意識の違いで、同乗する大事な家族や友人を危険から守ることができますよ。

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